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block 公演案内 「バケツ」
カテゴリ:公演情報 / 投稿者:(店長)寺田2015.09.08 Tuesday 01:24
こんにちは寺田です。

わが星ツアーも終え、演劇、お芝居は一旦休息かと思いきや、
自身のユニット「block」の公演があり、ずーと演劇をやっている感じになってしまっております。
バルーンは先日リリースに出かけ、つよぽんは商業施設へと出かけ、ギフトもセカセカと作り。
と。そこそこに忙しくさせていただいております。

さて、公演の案内なのですが、タイトルを「バケツ」と付けました。
バケツというと、皆さんどんなバケツを思い浮かべますか?
関係者に聞いた所、ほとんどの人が、ブリキのバケツの事でしょ?と答えます。
しかし私はバケツと聞くと、青のプラスティックのでしょ?と当然のように思います。
バケツと言えば青でしょ・・・と。

「バケツ」
私の住んでいる町に、昔から、バケツのおじさんと呼ばれている小汚いおじさんがいます。いました。
自転車に乗って、麦わら帽子をかぶり、ハンドルにはバケツをぶら下げ、そう、青いバケツです。
魚釣りをしている子供達に近づき、「釣れてる?一匹ちょうだい」とねだるのです。
当時は、面白くてよくからかったものです。
実際に魚をあげた友達もいました。貰ってどうするのでしょう??



                                                                (c)藤松妙子

そのバケツのおじさんを最後に見たのはいつぐらいでしょうか、かれこれ20年くらい前だと思います。
私の妻も同じ町の同級生なので、当然バケツのおじさんの存在は知っていて、そのバケツのおじさんを最近見たと言うのです。
似てるだけだろうとしか言いようがありませんだって、あの時でおよそ50才くらいだったと思います。
当時と同じように、自転車に乗って麦わら帽子を被り、ハンドルにはバケツをぶら下げていて年を取っていなかったというのです。
ホラーです。
死者が彷徨っているという事です。
もしくはタイムマシーンで時間を自由に行き来できるか。
その話を聞いた時から私の妄想は止まりませんでした。


                                          (c)藤松妙子

バケツのおじさん。今あなたはどこにいるの?と気になりました。
そうすると、当時の記憶も蘇ってくるもので、そう言えば、こんなエピソードもあったなと。。。

学校の近くで登校中にバケツを見たという友達がいました。いつもは近くの池の回りで目撃されるのですが、
学校の近くって・・・。
先生が、不審な人を見かけたらすぐに知らせて下さいというような事をいった記憶があります。
先生は、今日の朝、別の小学校の名前をあげ、○○小学校の回りにバケツ?って皆が言っている不振者がいたらしいので帰り道は気をつけて下さいと。
あれ?と僕たちはなりました。
当時先生がどんな話をしたのかはハッキリ覚えていませんが、要するに、10キロ以上離れた小学校でほぼ同じ時間に同時にバケツのおじさんを見たという人がいたという事になりました。
恐ーい。と盛り上がった記憶があります。
今考えても、普通に恐くて、彷徨ってる説に拍車がかかります。
しかし不審者扱いをされていたにも関わらず、バケツのおじさんに何かイタズラをされたとか、迷惑をかけられたという話は聞いた事が無く、そのまま小学校を卒業してそれ以来、一度もバケツのおじちゃんを見かける事はありませんでした。


                                           (c)藤松妙子

子供心を忘れると座敷童は見えなくなる。。。
大人になると、天使には出会えない。。。
そんな事をふと思いました。
バケツのおじさんが、なんだかいい者に思えて、悪者と決めつけていた当時の大人達とは違う目線で、バケツのおじさんを見てみようと思いました。
それを演劇にしようと。
そう言えば、お父さんおかあさんがバケツを見たという話も聞いた事がありません。
見たり、話したりするのは決まって子供達だけ。。。
希望が無いよりあった方がいい派な私は、そうか、バケツのおじさんは、僕たちが困った時には助けてあげようと、いつもコソコソと陰から見ていてくれたんじゃないかと。そう都合良く考える事にしました。
その方がなんだかハッピーな気分になりますし。
もうバケツのおじさんが天使的存在です。あの小汚いおじさんが。。。


                                          (c)藤松妙子

少し私の話になりますが、子供が今6才です。小学校1年生になりました。
毎日、背中より大きなランドセルをからい、重さで前屈みになりながら、せっせこ学校に通っています。
本人はそうでもないのでしょうが、親から見ると、家から学校まで行くのに必死なのです。
その姿を見ているだけで心配になります。
家を出るともう親は何もできません。
車には気をつけてよ!変な人に話かけられても付いて行ったらダメよ!川に近づかないで!寄り道しないで!
たくさんの言葉で警告を告げて送り出すだけ。。。無力です。
道路を渡るのも、右見て、左見て、また右見て、遠くに車の陰が見えると渡りません。
いつ渡るんだ、早く渡れ、今渡れるよと言う事もありますが、警告をしつこく言い過ぎたのか慎重すぎて逆に心配です。


                                          (c)藤松妙子

バケツのおじさんを見ていたあの時の自分もこうだったのかと思うと、この年まで生きている事が、なんだか奇跡のようにも思えます。いろんな人達から守られて生きて来たんだなと。
今は守る側になったんだなと、親になったんだなと思います。
もしかしたら、僕たちを守って来てくれた沢山の人の中に、あのバケツのおじさんもいて、今でも、かよわい子供達をどこかで見守ってくれてるんじゃないかと都合良く考えます。
僕たちを守ってくれたかもしれないおじさんが、今は僕たちの子供を守ってくれてるんじゃないかと。都合良く。
そんな嘘のような話は作り話でしか無く、きっと妻が見たバケツのおじさんも人違いでしょう。
でも、子を持った今の私が、あのバケツのおじさんに、僕の勝手な妄想でしか無い天使的なバケツのおじさんに、なぜかありがとうと言えそうな、言いそうな感じで。想像や妄想は人を幸せにしてくれるなーと勝手に思う今日この頃。


                                                              (c)藤松妙子

そんな、僕の妄想の中のいい者。正義のバケツのおじさんと、今私がどうしても許せない事を、一緒に退治してやろうと思います。
バケツのおじさんと、僕の妄想と、演劇と芸術で、あの許せない事を、倒す。

そんなお芝居です。
お時間ありましたら是非いらして下さい。
お待ちしています。
 
 

block第4回公演
『バケツ』
作・演出:寺田剛史

【日程】 2015年9月25日(金)19時
          26日(土)14時/19時
          27日(日)14時

【会場】  枝光本町商店街アイアンシアター

【チケット】  1500円

【出演者】 宮村耳々
      高野由紀子(演劇関係いすと校舎)
      平嶋恵璃香(ブルーエゴナク)
      木村健二(飛ぶ劇場)
      葉山太司(飛ぶ劇場)
      寺田剛史(飛ぶ劇場)
      佐藤恵美香(飛ぶ劇場)
      角 友里絵(飛ぶ劇場)
      
チケット
https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=66559&sdn=1

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