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こだわりの道具
カテゴリ:ピリカな日々 / 投稿者:2014.06.30 Monday 16:25
具。

皆それぞれこだわりの道具をお持ちではないでしょうか?

わたしは舞台で俳優をやる傍ら舞台装置を立て込んだりもする事があります。
金槌で(ナグリ)トンカントンカン釘を打ったりするわけですが、舞台には舞台用のナグリというものがあります。
ナグリにも沢山種類がありますが、その中でも東京の赤坂かない金物店の舞台用ナグリは有名で
固くでサビない、刃こぼれしない(刃じゃないですが・・・欠けない)優れものなのです。
私はこれにこだわって、東京に買いに行きました。(行ったついでに寄りました・・・)

ナグリ
見えにくいかもですが、と言うかほぼ見えませんが、赤坂かないと刻印されています。

なぜこだわりの物のお話なのかというと、
私、先日髪を切りに行きました。髪を切られている途中、美容師さんがハサミを落としました。
サルも木から落ちますし、ピエロのつよぽんも風船を割ります。
手が滑るなんてことは人間だれしもあります。
しかし、ハサミを落とした美容師さんは、あああ!!っていう、落としてしまったーーーーー!!!って顔をして、私にこう言いました。

「美容師がハサミを落とすなんてありえないんですよ。使えなくなる事ありますからね。」

この「使えなくなることありますから」ってのは、僕らが思っている切れないということではなくて、なんでしょう、切れるけど違う。っていう私たちには解らない感覚、刃のズレ。


そりゃ髪を切る専用のハサミなのは解ります。
そこそこ高いんだろうなとも思います。
しかしまるで精密機器のような取り扱い。

気になり、いくつか質問しました。
まず金額。

寺「幾らくらいなんですか?まあピンキリでしょうけど」
美「そうですね、僕の使ってるので十数万くらいですかね」
寺「は?・・・・・」

予想を超えた金額でした。

寺「自分で研いだりするんですか?」
美「いや、研ぎ師の方がいて、研いでもらいます。」

なるほど。プロですね。

美「自腹ですけど、1本2000円くらいですね」
寺「自腹、なるほどなるほど」

持たせてもらいました。こちらのハサミ。
ハサミ②
手は美容師さんの手


薬指と親指で持つそう。
下の刃は動かさず、上の刃を動かして切るそう。
やってみたけどできませんでした。
そらそう。プロですから。
こんなに間近で手に取って見せてもらったことは初めてで、
ズシッと重たく、緩やかなカーブを描いた刃。光沢。
長年愛用してきたからの細かな傷。
うっすらと刻印された控えめなイニシャル。

どこか生き物のような奇麗なハサミでした。



ハサミ


                   BAGY陣原店
                   ハサミの持ち主